榊原紀惠子 のすべての投稿

2014/10/19 週報メッセージ

   福音のためにどんな事でもする
                                                              朝位 真士
  伝道の秋となり、私には最近浮かんでいる聖書の言葉があります。「わたしは、だれに対しても自由な者ですが、すべての人の奴隷になりました。できるだけ多くの人を得るためです。ユダヤ人に対しては、ユダヤ人のようになりました。ユダヤ人を得るためです。……弱い人に対しては、弱い人のようになりました。弱い人を得るためです。すべての人に対してすべてのものになりました。何とかして何人かでも救うためです。福音のためなら、わたしはどんなことでもします。それは、私が福音に共にあずかる者となるためです。」(Ⅰコリント9章19~23節)
 少し長い引用になりましたが、役員会の承認を得て、九月からNPO法人スマイル合唱団に会堂を使用していただいています。一般のコンサートや冠婚葬祭にも教会を用いていただこうと思っています。チャペル・コンサートに人々をお招きしたり、近所の清掃に参加したりして、地域の方々と接点を持っています。また教誨師、篤志面接委員として矯正施設に収容されている方々にキリスト教の教養講話をさせていただいています。他教派(プロテスタント・カトリック)の方々と共にウィークデーの早朝祈祷会に出席して、教会の宣教活動のためにお祈りをしていただいています。
 私は誕生月の10月を迎え、ますます主の証し人としての使命に燃えています。それは18歳の青年時代にクリスチャンになってから変化していません。かつては、楽器(マンドリン)を持参して老人ホーム(今は自分も老人であるが)を慰問させていただいたり、目の不自由な方々の福祉施設を問安させていただいたり、小さな働きではありますが、キリスト者としての証しを立てて来ました。本当に成果は余り見えませんが、一キリスト者としてこれからも「福音のために」主の証し人として働いていきたいと願う今頃です。

2014/10/12 週報メッセージ

   「日本伝道の幻を語る会」の想い出Ⅱ
                                                                                                        朝位 真士
 9月にも記載したが、今回も中野雄一郎先生(JTJ宣教神学校SA、巡回伝道者)の講演Ⅱにおけるメッセージを紹介する。
 「カレブの砕かれた信仰」ー後期高齢者の幻の実現ーヨシュア記14章6~15節。序、老後の心得。長生100年時代の秘訣は食物・睡眠・運動・使命・信仰・家族である。カレブの信仰は組織の2番目にどう対処するかを示唆する。
 (1)「継続信仰の力」14章8、9、14節。「従い通す」カレブに7回言及。45年間、カデシバルデアにおける絶対的確信。名人、その道を極めた人。①繰り返し、②長時間、③得意先手、アブラハム、ダビデ、パウロ、主イエス、待望・忍耐・信仰の人(ヘブライ11章)。例話ー巡回伝道18年目、伝道牧会の積み重ねが支えとなる。
 (2)「継続信仰の前進」14章10~12節。信仰は停滞しないで前進するのみ。ポジティブシンキングとポジティブシンコウとは異なる。アブラハムは偉大な神を信じた。創世記15章。カレブは山地、巨人、難攻不落の砦を取る。85歳、元気はつらつ、戦争に耐える、その秘訣はカデシでの原体験、御言、臨在、信仰、12~13節。例話ー教会分裂の危機をどう乗り切るか。
 (3)「継続信仰の本質」14章6、13、14節。打ち砕かれ自分に死んだカレブ。主は砕かれ謙遜な人を用いられる。人生においてプライドだけが最後まで自分を苦しめる。イザヤ57章15節。カレブは以前ヨシュアと同僚、今は指導者として従う。キリスト教最初の殉教者、ステパノに何故主は立ち上がられた。使徒7章55節。例話ー50年前の開拓伝道、現今の祝福。結びー日本伝道の幻は、カレブのような信仰の人によって実現する。
 カレブのような後継者を育成しなくては教会の将来はないと、ひしひしと感じた。

9月の晴天の下で

イメージ 1上水公園で秋風に楽しそうに揺れていたコスモス
 
秋の澄んだ空気、空、美しく楽しげな花たち、紅葉の時を待つ樹木たち・・・・どれも味わい深く感じます。
 
 9月28日の礼拝の話では、「5つのパンと2匹の魚」の奇跡の事実を通し、常識と信仰について考えさせられました。
 主イエスの奇跡のお話については、いろいろとお聞きしますが、「イエスの祝福」というテーマから牧師が語られました。5千人に食べ物を与えるという奇跡。
 「常識が優先すると、信仰の技が妨げられる」
「イエスのなされた奇跡」を、自分の常識で解釈してはならないと考えさせられました。奇跡の解釈では、自分にしっくりくる解釈を選び納得しようと思いがちです。
 科学的にも理解できるような解釈を選びがちです。しかし、科学をもって説明できる事実と説明出来ない事実があると言うことです。
 本お話では、3通りの人間像を観察しています。
1民衆、2目先のことに心奪われる弟子達、3民衆の必要に応えるイエスです。
 イエスの真の人格に眼がひらかれたときに、出来事の意味を知らされる。「イエスは生命のパンである」。5千人が食してもなお残りがいっぱいであった、と記録されている。多くささげられたものでも、少なくささげられたものでも、イエスが祝福されるときに、最善に変えられる。
 「5つのパンと2匹の魚」、その小さな捧げ物が、5千人の人が食してもなお残るほどに祝福を得て、民衆は満腹したとあります。奇跡の事実を、そのとおり考えた上で、聖書の全体、十字架につけられた主イエスが民衆に応えられた真実を考えなければと思わされました。
 私たちは、自分に頂いている祝福の賜物を心からささげ、最善に変えていただこうではありませんか。収穫の秋・・・・・。この世の人生で収穫した物を祝福していただき、用いていただける幸いを考える秋でもあります。
 
 
 
 
 

2014/9/28 週報メッセージ

   「日本伝道の幻を語る会」の想い出
                                                                                                       朝位 真士
  今夏8月18日~20日迄、市川サンシティで開催された。講師は中野雄一郎先生(マウントオリーブミニストリーズ代表、JTJ宣教神学校SA)、小友聡先生(東神大教授、教団中村町教会牧師)、藤井圭子先生(医師、信徒伝道者)であった。今回は中野先生の講演Ⅰにおけるメッセージを紹介する。
 「青年ヨシュアの幻の源泉」ー恐れと不安を蹴散らせー(ヨシュア1章6~9節)。(序)ユダヤジョーク。ユダヤ人は金持ちになるようインプットされている。ヨシュア記は新約における「使徒伝道」を意味する。如何に聖霊によって人生、伝道、ビジネスに勝利するかを示唆している。また、2代目としてどう生きるかを教える。 
 (1)1章6節「強く、雄々しくあれ。あなたは、わたしが先祖たちに与えると誓った土地を、この民に継がせる者である。」「主の約束」、新しい土地、聖霊の約束、聖霊経験の必要と危険。ロイド・ジョンズ師の言葉。
 (2)1章7節、「みことばの力」、通読・精読・拝読・素読・朗読の必要、暗誦、口ずさむ、思考・思索、イメージ(詩1・2~3)。例話ー今も御言は生きて働く。ある米国日系人の体験。
 (3)1章9節、「主の臨在」、旧約の信仰偉人、新約のクリスマスから黙示録まで、濃厚な臨在があった(コロサイ1・23)。(例話)信仰継承の秘訣。ボブ・ピアス師(初代ワールドビジョン総裁)の経験。
  (4)1章18節、「主への全き服従」、祝福の源泉は主との約束を果たすこと。身も心も時間をも捧げる祝福。(例話)献金の祝福。
 (結び)主からの祝福は、聖霊、御言、臨在、服従に尽きる。「ただ、強く、大いに雄々しくあって、わたしの僕モーセが命じた律法をすべて忠実に守り、右にも左にもそれてはならない。そうすれば、あなたはどこに行っても成功する。」(ヨシュア1章7節)

秋分の日が過ぎて

イメージ 1 秋晴れのすがすがしい日はどのように過ごしましたか。
 夏の日々を思い出しながら、深まる秋に思いをはせました。
 
 さて、先日9月21日の礼拝では、『洗礼者ヨハネの死』の聖書の話を通して、ヘロデ王の人間的な弱さと、私たちもその一人であることを改めて考えさせられました。
 ヘロデ王は自分の罪をヨハネに指摘され、それを隠すために彼を牢に入れ、その実は、ヨハネの正しいことを心に受け止め当惑しながらも喜んで耳を傾けていた。 しかし、ヘロデ王の罪の原因でもある妻(兄弟の妻であったが今や自分の妻)の娘に、何でも欲しいものをやろうと宴会で誓ってしまう。
 そして、娘はその母に伺いを立て、「洗礼者ヨハネの首」が欲しいと要望すると、ヘロデ王は、非常に心を痛めながらも、宴会の客の前で誓った手前、少女の願いを退ける事が出来ず、ヨハネの首をはねることを命じ、衛兵はヨハネの首を盆にのせて持ってきて、母娘に渡したのであった。
 
 世の権力を恐れずに、正面から罪を指摘したヨハネの勇敢な態度。
 
 真理よりも面子を大切にしてしまうというヘロデ王の弱さ。人目を気にして真理をつぶしてしまう弱さ。
 ヨハネの死の箇所は、朝位牧師もどのようにお話しようと考えていますと、お話の前に言われていましたが、とてもわかりやすく教えて頂き、改めて人間の勇敢さと弱さとを考えさせられました。
 
 
 

2014/9/21 週報メッセージ

   私の霊的生活の一端                                                                 
                                                                                                          朝位 真士
  私はクリスチャンになって53年目を迎えようとしている。その時以来、毎朝4時半~5時頃起床して30分~1時間の黙想の時を守ってきた。現代社会は大変複雑で不安の多い問題が日常茶飯事となっている。伝道者(牧師)となって39年目を迎えようとしているが、今までいろんな問題・課題に直面してきた。勿論、100%満足いく解決はできないが、それでもやや満足いく解決が与えられたのは、主イエス様との霊的交わりと教会員の皆様方のお陰と感謝している。勿論家族の協力も甚大である。
 さて私が9月15日のデボーションの時に与えられた聖句を記してみたい。箴言30章7~10節、「二つのことをあなたに願います。わたしが死ぬまで、それを拒まないでください。むなしいもの、偽りの言葉を、わたしから遠ざけてください。貧しくもせず、金持ちにもせず、わたしたのために定められたパンで、わたしを養ってください。飽き足りれば、裏切り、主など何者か、と言うおそれがあります。貧しければ、盗みを働き、わたしの神の御名を汚しかねません。僕のことを主人に中傷してはならない。彼はあなたを呪い、あなたは罪に定められる。」これはソロモンが語ったと言われる。
 多すぎる金銭を持つことは危険となり得るが、少なすぎることも危険となり得る。実際、貧困は肉体的健康だけではなく霊的健康においても危険である。一方、豊かであることが答えではない。イエスが指摘したように、富んだ人たちが神の国に入るのは困難である。パウロのように、少なく持っていようと豊かに持っていようと、どのように生きるかを学ぶことができるが、私たちの人生は「貧しさも富も」ない方が効果的になりやすい。私はそういう生き方をしたいと願っている。

2014/9/14 週報メッセージ

   上半期を終えて
                                                                                                           朝位 真士
  2014年も4月から半年を経過しました。上半期の出来事を感謝したいと思います。
 4月1日~3日まで、ホ群年会が越谷コミュニティーセンターで開催。主題は「今こそ、神の信仰に立つ」(マルコ111章22~23節)。4月20日(日)イースター礼拝、安東めぐみさん受洗。4月27日(日)第1回教会総会、議題1、教務報告、2、2013年度会計報告、3、その他。委任状17通、出席議員15名。6月1日(日)創立91周年記念礼拝、講師岸義紘先生(元JTJ神学校校長、サクソフォン奏者)、出席59。6月22日(日)午後3時~5時、ホ群弾圧記念聖会、主題「終末における希望」、講師大友師。7月22日(火)~24日(木)ホ群首都圏夏期聖会、主題「ホーリネスの豊かさ」、場所ハートピア熱海。7月31日(木)~8月1日(金)最寄教師研修会。8月18日(月)~20日(水)「日本伝道幻を語る会」、主題「今こそ福音の時」、講師中野雄一郎先生、小友聡先生(東京神学大学教授)、藤井圭子先生(小児科医師)。9月1日(月)~3日(水)全国教誨師中央研修会、演題「少年矯正の現状」、講師法務省矯正局少年矯正課長柿崎伸二氏、伊藤学校校長伊藤幸広氏、「最高の出会いが人を変える」。9月8日(月)西東京教区教師研修会、テーマ「教会形成に向けての教職のヴィジョン」「イザヤ書の全体像」、講師大嶋力先生(青山学院大学宗教主任)。その他に8月11日~13日、教団琴平教会(朝位憲義牧師)の問安を家族でさせていただいた。
 今年の上半期は多忙であったが、一つひとつ充実した日々であったことを神様と皆様に心から感謝したいと思います。

9月の雨

イメージ 1
写真:K・Kさん提供
 
今日は雨の中の日曜日でした。
少し肌寒いくらいの朝、礼拝に向けて歩きました。
 
このところのデング熱のことも気になり、蚊に刺されないようにしたい等と小さな事を気にしながら。
 
本日のお話は、12使徒の事でした。概要は以下のとおり。
12弟子を伝道に遣わされるが、2人ずつ組にして派遣されたとのこと。互いに助け合い、励ましあうことが、旅行が困難な当時は普通に行われ、彼らにはキリスト者としての重大な使命が与えられた。
1本の杖以外に何も持たないよう、服装も着の身着のままで行くように命じられ、この世的なものに心奪われずに、伝道に先進するように遣わされた。
弟子達は、神に対する信頼を確かなものにし、また、神を信頼することが人を信頼することでもあるということを学ぶ生きた訓練であった。
弟子達は、金銀ではなくキリストを差し示すことができる力があった。
これを受け入れない人々に対しては、神に委ねるとのこと。
神の国に必要なものは何かということを、この世的なものに執着していないかを、考えさせられました。
 

2014/9/7 週報メッセージ

   49回教誨師中央研修会に出席して
                                                                                                        朝位 真士
  私は9月1日(月)~3日(水)迄、教誨師中央研修会に出席した。場所は法務省庁舎地下大会議室である。全国から約200名の教誨師やその関係者が集合した。今回の目的に「少年施設に所属し、中央研修会に出席経験のない教誨師を対象に、矯正行政の施策や方向性並びに矯正施設の収容動向等を理解し、また、教会のあり方等について研究討議を行い、もって教誨実施に必要な広い知識や技能の習得を図り、教誨活動の向上に資する」とある。
 第1日、13時30分開会。基調講演、演題「少年矯正の現状」~少年院法改正を踏まえて~、講師、法務省矯正局少年矯正課長柿崎伸二氏。記念講演、演題「最高の出会いが人を変える」、講師、ワンステップスクール伊藤学校校長伊藤幸弘氏。彼は元暴走族の総長で、1万5千人の部下がいて、世間を騒がせていた名だたる悪人で、少年院・刑務所に服役していたが、善良な人との出会いがあった。愛情に飢えた者に無償の愛を与えて、伊藤氏の心を変えた元会社の社長と、憎んでいた父親の本当の愛を知った。更正して若い少年少女、特に非行に走っている男女に対して、愛が人を立ち直らせるということを確信をもって力強く語っている。
 2日目、協議会、テーマ「私の教誨活動」で、4人の発題並びに分科会、全体協議があった。3日目、記念撮影。講義、テーマ「全国教誨師連盟の組織と教誨師の心得」について全国教誨師連盟理事長近藤哲城氏が語ってくださった。閉会式があり、修了証授与式があって解散した。
 今回の大会に出席して、青少年の犯罪が多発している現代社会に於いて、まことに教誨師はどういう仕事をすべきであるか、また私達の小さな奉仕が社会に少しでも役立っているとすればなんと幸いなことであろうかと思った。なおこの働きのために祈って欲しいと願う次第である。

2014/8/31 週報メッセージ

   ある牧師の開拓伝道の実現
                                                                                                           朝位 真士
 
  「過去のあなたは小さなものであったが、未来のあなたは非常に大きくなるであろう。」(ヨブ8章7節)
 私はある牧師(フミ子師の兄)の開拓のヴィジョンに大変感銘を覚えました。彼は留学から帰って来て、十数名の信徒が礼拝に出席している木造家屋の教会に赴任し、牧師と神学校教師を兼務しながら注解書を出し、星野富弘師の本を英訳し、KGKの主事としてなど多方面で活躍しました。その間、大病も患い、健康を回復し、三十数年牧会した教会を辞任して、2013年11月10日に長津田みなみ教会を13名で株分けしました。土地176.20㎡(53.30坪)、建物(中古のリフォーム)延床面積93.56㎡(28.35坪)、収入は57,100(千円)(教会債40,300(千円)、献金16,900(千円))、支出53,600(千円)(会堂32,500(千円)、返済10,700(千円)、その他(リフォーム・備品・税等)10,400(千円))、収支差額3,500(千円)、借入金残高29,600(千円)。祈りの課題は、①長津田南部の地域伝道のために、②教会学校にこどもが与えられるように、③教会堂購入費(教会債2,960万円)の返済のために、④教会形成と2014年の教会活動のために、となっています。
 この牧師が、まず「受ける教会」から「与える教会」へ転換し、次に宣教に生きる教会として積極的な姿勢をもち、1998年に現在の新会堂を献堂して、本教会(長津田キリスト教会)を辞し、モーセの如く開拓伝道に燃えている姿に、私共は大変感動して自身の召命を神の前に祈り悔い改めて、新たな使命に燃やされました。教会の主はイエス・キリスト様です。主イエス様に全く服従する時、主の豊かな祝福が与えられると信じます。