ある少年院での卒業式
朝位 真士
朝位 真士
私の奉仕しているA女子少年院での中学生の卒業式に出席した。出身校
の中学校校長先生が一人の卒業式のため出席され、出身中学校の卒業
証書を授与された。その後、少年院の院長先生の祝辞、校長の祝辞、卒業
証書を授与された。その後、少年院の院長先生の祝辞、校長の祝辞、卒業
生の言葉があった。少年の少年院での生活の一場面が写し出され、非行
当時の心理状況と現在の心理的変化がうかがわれた。式が終わって一人
のキリスト教教誨師の先生のお話を伺う時が与えられ、大変感動したので
皆様にお伝えしたい。
先生は長く教誨師・篤志面接委員をしておられる、80歳を超えた温厚な
先生は長く教誨師・篤志面接委員をしておられる、80歳を超えた温厚な
先生である。少年院の授業でキリスト教的教養講話をしていた時、ある少年
がその話に感動して、少年院を出た後、母親にキリスト教の話をされた。
その少年の母親は感動して、キリスト教を求道して信者となり、教会生活を
送られるようになった。ある時、神様から牧師・伝道者になるように召命を受
けて献身し、某神学校に行かれ、現在は都内のある教会の牧師として御用
されているということである。今もその少年と母親との交流が継続していると
いうことを伺った。
「あなたのパンを水に浮かべて流すがよい。月日がたってから、それを
見いだすだろう。」(コヘレト11・1)
「朝、種を蒔け。夜にも手を休めるな。実を結ぶのはあれかこれか。」
(コヘレト11・6)
見いだすだろう。」(コヘレト11・1)
「朝、種を蒔け。夜にも手を休めるな。実を結ぶのはあれかこれか。」
(コヘレト11・6)
イースター
3月の陽光が、こころにも柔らかく感じるこの頃です。
写真:3月13日礼拝の花
