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2022/4/10 週報メッセージ

イースター礼拝を迎えるにあたって

朝位 真士 

 3月2日(水)より4月16日(土)まで、受難節(レント)の時期です。キリストの受難と復活を学ぶ時期を過ごせることを感謝します。来週4月17日(日)は主の復活を祝う、キリスト教最大のお祭りであるイースターですが、春分の後の最初の満月の次に来る日曜日ということになっています。このため、わたしたちの使用しているグレゴリオ暦では、毎年日付が変わってしまいます。教会では主の復活を記念して、早天野外礼拝を行うところが多くあります。また、死んだような殻を破って新しい生命が出てくることの連想から、彩色された卵が配られます。キリストの新しい命を象徴しています。

 今年もコロナ禍の中で、イースターの祝いを盛大にすることができませんが、三密を避け、手指の消毒をし、マスクをして礼拝を守りましょう。ある牧師が、「三密(密集、密閉、密接)を避けなければならないが、イエス・キリストには三満があります」と言われました。クリスマスによく読まれるヨハネ1章14節に「言は肉となって、わたしたちの間に宿られた。わたしたちはその栄光を見た。それは父の独り子としての栄光であって、恵みと真理とに満ちていた」とあります。①栄光、②恵み、③真理の三つの満があります。イエス・キリストは栄光、恵み、真理に満ちておられました。コロナ禍の中ですが、三満に充足していただきましょう。

 2022年のイースター礼拝を、来週心からお祝いいたしましょう。栄光、神にあれ!!

2022/4/3 週報メッセージ

2022年度を迎えて

朝位 真士 

 2021年度も様々な出来事が起こりました。コロナウイルス感染症が終息しない1年であり、ロシアとウクライナの戦争が今も続いています。大国が小国をいじめている中、先日プーチン大統領のクリミア戦争8周年の記念メッセージがありました。その中で彼は聖書の言葉を引用して、私は残念に思いました。

 荒野の誘惑の記事(マタイ4・1~11、マルコ1・12~13、ルカ4・1~13)で、サタンも聖書を引用してイエス様を誘惑しようとしました。もちろんイエス様は御言葉を正しく適用してサタンの誘惑に勝利されました。ここで考えなくてはならないのは、御言葉の真意を理解して、信仰生活に活用しなくてはならないということです。私は御言葉を語る者として、本当にこの時にふさわしい言葉であろうかと、祈りつつ考えなければならないと思っています。

 新年度となり、わが教会は九九周年を迎えますが、財的にも人数的にも大変厳しい状況にあります。世は変わり、人は変わりますが、イエス・キリストは昨日も今日も変わりません。昨年より一歩でも二歩でも信仰の成長をさせていただきたいと思います。今年度与えられた聖句は、「わたしたちの主イエス・キリストの父である神が、ほめたたえられますように。神は豊かな憐れみにより、わたしたちを新たに生まれさせ、死者の中からのイエス・キリストの復活によって、生き生きとした希望を与え」(Ⅰペトロ1・3)です。