神と出会う備えをせよ
朝位 真士
「イスラエルよ、お前は自分の神と出会う備えをせよ。」(アモス4章12節b)
神を信じる者とは、常に神に会う備えをもって生きる者である。右の聖句が与えられた。これは、①神の審判の前に悔い改めよ、②神の審判の決定的な宣言、である。
さて、最近強く心に残っている出来事が2つある。1つは、衆議院選挙が8月30日に行われて480名の議員が選出され、自民党が野党になり、野党が与党になったことである。日本の政治が、これから大きく変化しようとしている。テモテ第一、2章2節に「王たちやすべての高官のためにもささげなさい。わたしたちが常に信心と品位を保ち、平穏で落ち着いた生活を送るためです」とあります。一人一人が日本の国のために、なお強く密室で祈りたい。
2つは、私どものホーリネスの群委員長、八束潤一先生(米子教会牧師)が8月31日午後1時46分に召天されたことである。先生は卒業後数年間、淀橋教会の峯野氏のもと副牧師として御用され、愛媛県新居浜教会の牧師を20年近くされ、新会堂を建設され、数年前鳥取県米子教会の牧師となられた。その間、四国教区議長、教団教師検定委員長を歴任され、ホ群委員長2期目の最中に持病の心臓病の手術をされた。退院されて容態が急変し、31日召天された。私もホ群委員の時に3年間委員会に出席したが、彼は大変きめ細かい配慮をもって委員会をリードして、私たち委員を適切に指導してくださった。説教においても、大変素晴らしいメッセンジャーであった。
上の2つの出来事を通して、私どもも神に出会う備えをして、悔いのない日々を送りたいものであると感じた。
「わたしたちの本国は天にあります。」(フィリピ3章20節)
榊原紀惠子 のすべての投稿
野の花を見よ

「何を食べようか」「何を飲もうか」「何を着ようか」と言って、思い悩むな。
それらはみな、異邦人が切に求めているものだ。あなたがたの天の父は、これらのものがみなあなたがたに必要なことをご存知である。
何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはみな加えて与えられる。
だから、明日のことまで思い悩むな。
明日のことは明日自らが思い悩む。
その日の苦労は、その日だけで十分である。
マタイによる福音書第6章31節~34節
8月23日礼拝でのお話から思うこと

「信徒の友」(8月号)8月16日付「日毎の糧」で、日本キリスト教団にある約1,700の教会の方々から、桜ヶ丘教会のためにお祈りをいただきました。
また、おはがきなどもいただきました。本当に感謝申し上げます。
日本におけるキリスト教人口は少ないと言われていますが、祈りは日本全国、輪になって強固にしていくことができるのだと思わされた次第です。
私達桜ヶ丘教会でも、他の教会の充実発展のために祈っていきましょう。
一人一人の力は小さいですが、わたしたちに今出来る小さな一つを実行していけたらいいなと思います。
全てを一緒にすることはできないので、今日はこの一つからやろうという思いでしています。
例えば、祈りもそうだと思います。
あれもこれもと思いがあふれてしまい、結果一つも祈れないときがあります。
祈りでも何でも「こうでなければならない」と決め付けると、形にこだわってしまいがちではありませんか。
まずは、小さな1歩を 出来るところから、出来る時間で取り組んでみましょう。
2009/8/23 週報メッセージ
桜ヶ丘教会のために祈っている
朝位 真士
「教会では彼のために熱心な祈りが神にささげられていた。」(使徒12章5節b)
先日、「信徒の友」8月号の16日付「日毎の糧」で、1700近くある日本キリスト教団の教会・伝道所の中で、特にわが教会のために祈りがささげられた。祈りの課題と内容を少し転記すると、「桜ヶ丘教会、朝位真士、朝位フミ子、東京都杉並区下高井戸3の2の9、創立1923年、現住陪餐51名、礼拝出席37名、聖研祈祷会出席5名、CS出席3名、予算680万。祈祷課題、①地域宣教が拡大されること、②会堂ローンが完済されること、③教会形成ができること、④受洗者が与えられること。」
私は、毎日「信徒の友」と「アパ・ルーム」を黙想し、祈っているが、その日は自分の教会が全国の少なくとも1700の教会・伝道所の方に祈られていることを、本当に力強く感じた。現実の礼拝、祈祷会、CS礼拝、献金状況を見ると、決して予断は許されない状態である。しかし「信仰は、望んでいる事柄を確信し、見えない事実を確認することです」とヘブライ11章1節にある。現実を無視するわけではないが、現実に影響されると信仰が働かなくなる。常識を逸脱するわけではないが、常識が信仰より優先すると、手も足も出しにくくなり、消極的になり、信仰者としての生きる喜びや感謝が希薄になり、祈る力も減少してくる。私は今こそ、全国の主にある方々が祈ってくださっている、この信仰の力を信じて前進したい。まもなく伝道の秋(10月18日、鈴木啓之先生の特伝)があり、クリスマスにベアンテ・ボーマン先生ご夫妻が来られる。私たちはなお一層祈りの武装をしようではないか。そして勝利を得よう、主と共に!!
2009/8/16 週報メッセージ
キリスト者の霊的義務
朝位 真士
キリスト者の霊的義務は何であろうか。それは喜び・祈り・感謝である。テサロニケの信徒への
手紙5章16節から18節には「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝
しなさい。これこそ、キリスト・イエスにおいて、神があなたがたに望んでおられることです」と
ある。ある注解には次のように説明されている。
「喜び」を考えるときには、その人がどのような状態なり環境なりにあるかを考えることによって、
その意味がより明らかになる。1・6、2・14にあるように、この教会が患難と迫害を経験している
教会であることを思う。ふつうならば、苦しみのときは喜びのときではありえない。しかしキリストに
あるならば、外的環境がどのようなものであっても、いつも喜び続けることができる。
「絶えず祈りなさい。」キリストも公生涯中、おりあるごとに祈られたみ姿が福音書の中にくり返し
しるされている。信仰の偉人といわれる人はすべて祈りの人であった。「祈りなさい」は進行形であっ
て、「絶えず」と相まって、クリスチャン生活が、つねに祈りの生活でなければならぬことを教える。
「すべての事について、感謝しなさい。」よいことも、わるいこともすべてである。なぜなら、神は
悪を変えて良きに用いられるかたであるからだ。「あなたがたはわたしに悪をたくらみましたが、神は
それを善に変え、……。」(創50・20)又、すべてのことが働いて益となるのだから。「神を愛す
る者たち、つまり、御計画に従って召された者たちには、万事が益となるように共に働くということ
を、わたしたちは知っています。」(ローマ8・28)わたしどもは、すべてのことに感謝すべきなの
である。感謝こそ、クリスチャンたる者が、1日も忘れてはならないことである。喜び、祈り、感謝で
ある。
8月9日の桜ヶ丘教会

本日は
まず初めに牧師先生が8月のこの時期に考えること話されました。
長崎、広島への原爆投下から64年が経過しようとしていますが
わたしたちの現在は
多くの方々の犠牲の上にあることを考えなければならないということです。
先生の話をうかがい考えさせられました。
いつ どのような形で
また 戦渦に巻き込まれることがあるかどうかということは誰にも分かりません。
現在の この日本の平和を 本当に感謝いたします。
そして この平和のために 前の戦争で多くの方が犠牲になられたことを覚え
決して 同じことが繰り返し行われることがないように祈っていかなければならないと思います。
暑い夏に 戦争の悲劇を決して忘れずに
犠牲になられた命を思い 小さな祈りをもって平和に貢献しましょう。
2009/8/9 週報メッセージ
宣教と教誨師活動
朝位 真士
私は2003年度より西東京教区所属の教誨師・篤志面接委員として、月1回狛江にある愛光女子学園に通っています。14歳から20歳未満の女子少年を収容し、非行から立ち直り健全な社会人になるよう矯正教育を行う国の施設で、40~50名の収容生を2回に分けて集合教誨を行っています。教養講話という内容で1時間、少女たちに人生教訓のような講話をしています。
私はキリスト教の牧師として、人生の先輩として、聖書をベースに、神の愛はどんな人にも平等に注がれており、真面目に神を求めるなら神は救ってくださるということを、例話を用いながら神に祈りつつ語っています。すぐには効果が表れませんが、彼女たちが将来人生に迷ったときに教会を尋ねて求道してくれればという思いで種まきをしています。
少女たちに語るときはいつも自分が救われたときの聖句、「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである」(ヨハネ3章16節)を心に思っています。もし18歳の少年時代に救われていなかったなら、私も非行を繰り返し、やがて大人になって犯罪を犯して社会に迷惑をかけていた人間になっていたと思い、若いときに神に救われた恵みを感謝しつつ、この救いの喜び、恵み、祝福が少女たちに何とか伝わるようにと、祈りを込めて語っています。
その他、園内の運動会、クリスマス会(このときは特別集会に招かれた思いで福音を大胆に語ります)、学習発表会、成人式祝典の行事に積極的に参加して少女たちとの交流を深め、信頼関係が築けるよう努力しています。福音の種を1つでも多くまくために、私は励んでいます。
8月の教会


K/Kさんからのご提供写真です。
8月の教会は諸集会がお休みになります。
また、毎週の昼食会もお休みです。
しかし、お茶会がありますので、一服していただき、どうぞ心を涼しくして教会を後にしていただきますように。
今年の夏は、冷夏といわれているようですが、気候の変動などもあって各地に被害が出ています。
困難な状況におかれている方々が 一日も早く安心して生活をしていくことができるようにと願うばかりです。
今週も どうぞ暑さに圧倒されず過ごすことができますように。
お仕事のために 教会になかなか来られない方々
どうぞ 祈りつつおりますので
お体を大切に
主にあって 恵みと祝福のうちに 歩んでいくことができますように。
2009/7/26 週報メッセージ
宣教150周年大会に出席して
朝位 真士
キリストにあってひとつ ―主イエスの証し人として―
「かくて彼らに言ひたまふ『全世界を巡りて、凡ての造られしものに福音を宣傅へよ。』」(マルコ16・15 文語訳)
先週の続きであるが、パシフィコ横浜で7月8日から9日の2日間、記念大会が開催された。
1日目、ワーシップダンス(マイティーリバー)、ショート演劇(テアトルリーベ)、証し(岡本依子姉、テコンドー選手)、ダブルダッチ・パフォーマンス(J・TRAP)、ソロボーカル(Asⅰan)、ゴスペルクワイヤー、MC・ナレーション(ジョン・カビラ)。
開会礼拝、「ザビエルから今日まで」上映、特別賛美(ベアンテ・ボーマン師)、証し(大嶋常治師、101歳現役牧師)、賛美(久米小百合氏、キム・ヨンミ氏、小坂忠師)、メッセージ「風は己が好むところに吹く」使徒12章1~12節、大川従道師、会衆賛美。1日目(7月8日)は、午後4時開場、午後9時終了。
私は、1日目からの出席だったが、とにかく教団議長・山北宣久先生、ウェスレアン・ホーリネス教団・峯野龍弘先生、大和カルバリーチャペル・大川従道先生は、全く教派・伝統が相違している。三者の合同集会は、日本でも珍しい組み合わせであり、今こそ日本の教会が教派・教団を超えて「キリストにあってひとつ」とならねば福音の前進がありえないことを感じた。
次回は大会宣言を記したい。
2009/8/2 週報メッセージ
ホ群首都圏夏期聖会に出席して
朝位 真士
7月27日(月)~29日(水)迄、奥多摩福音の家で、「ホーリネスとは何か」―四重の福音―というテーマで聖会が開催された。主題聖句はローマ8章14節であった。
聖会Ⅰ、東海林昭雄師がローマ3章21~31節を通して、「人が義とされるのは信仰による」というテーマで、難しい信仰義認の問題をユーモアを交えながら平易に語った。聖会Ⅱ、伊奈聡師がローマ5章15~21節を通して、「信仰の勇者になる」というテーマで、先生の牧会の中から証しを含めて語った。証しは山口紀子神学生で、救いと献身を簡潔に語った。聖会Ⅲ、中込己一郎師はローマ6章1~14節を通して、「罪の増し加わるところ、恵みが増し加わる」というテーマで、牧会中の証しを含めての説教であった。
2日目は特別プログラムで、2人の先生に聖化講演をしていただいた。聖化講演Ⅰ、「神癒」について、横山義孝師。牧会50年以上の教師らしく、用意周到なレジメと内容濃厚な講演であった。聖化講演Ⅱ、「再臨」について、山岡磐師。48年間の牧会経験を聞き、「再臨」の課題を深く考えさせられた。
聖会Ⅳ、深谷春男師。ローマ八章を通して、「罪と死の問題の解決」というテーマで、万事を益としてくださるお方が圧倒的な勝利を与えてくださると語った。先生の霊的・信仰的メッセージは多くの人々を感動させ、ほとんど全員が悔い改めのために前に進み出て祈った。
3日目、早天祷告会が3つの部屋で行われ、最後は聖会Ⅴで、私がローマ12章全体より「キリスト者の生活と奉仕」というテーマで、具体的事例を交えながら、普段の説教の倍くらいの内容を力強く語らせていただいた。
皆様のお祈りを心より感謝申し上げます。