聖霊の祝福を得る手段(恵みの手段)
朝位 真士
前号に引き続き「新キリスト教ガイドブック」より考えます。クリス
チャンが日々の実生活の中で神の恵みを知るための手段について書かれ
ています。神は三つのもの、すなわち祈りと聖書と教会を与えてくださ
いました。前号では祈りについて記載いたしました。今回は二つ、聖書
と教会について記載いたします。
聖書テモテ第二、三章一六節に「聖書はすべて神の霊の導きの下に書
かれ、人を教え、戒め、誤りを正し、義に導く訓練をするうえに有益で
す」と記されています。聖書は文字通り心の糧であり、生活の唯一の規
範です。聖書の中に、砂の上に建てられた家と岩の上に建てられた家と
を比べる話があります。マタイ七章二四~二七節に、「そこで、わたし
のこれらの言葉を聞いて行う者は皆、岩の上に自分の家を建てた賢い人
に似ている。雨が降り、川があふれ、風が吹いてその家に襲っても、倒
れなかった。岩を土台としていたからである。わたしのこれらの言葉を
聞くだけで行わない者は皆、砂の上に家を建てた愚かな人に似ている。
雨が降り、川があふれ、風が吹いてその家に襲いかかると倒れて、その
倒れ方がひどかった」とあります。
次に、教会は神が特別な目的をもってこの地上に与えてくださってい
る信仰者の群れのことをいいます。その目的というのは、教会で人は聖
書を深く学び、全世界にキリストの福音を伝える生きた証人となること
にあります。教会は、いつでも真実の生き方、真の幸いを求める人々に
門戸が開かれているのです。