3月13日週報メッセージ

ある老牧師の手紙を受け取って
                                                                                                       朝位 真士

  「御言葉を宣べ伝えなさい。折が良くても悪くても励みなさい。とがめ、戒め、励ましなさい。忍耐強く、十分に教えるのです。」(Ⅱテモテ4・2)
 最近、私は退任をされる高齢の先生の手紙に大変感動いたしました。先生はいくつかの御言葉を記しておられました。
 「福音を恥としない。……福音は……信じる者すべてに救いをもたらす神の力だからです。」(ローマ1・16)
  「この方以外に救いはない。」(使徒4・12)
 「十字架の言葉は滅びる者には愚かなれど、救われる我らには神の力なり。」(Ⅰコリ1・18)
  「わたしは、神のために働くことをキリスト・イエスによって誇りに思っています。……キリストがわたしを通して働かれたこと……わたしの言葉と行いを通して、また……神の霊の力によって働かれました。」(ローマ15・17)
 先生は御年85歳になられます。「伝道を最優先する教会」を願って伝道してこられました、教団能代教会で
16歳の時に洗礼を受けられ、19歳で献身され、昭和25年(1950年)4月、日本ホーリネス教団東京聖書学院第一期生として入学され、65年間伝道者として生きてこられたことを感謝しておられる先生です。私も九州時代に先生にお会いして、いつも前向きで積極的な姿勢に頭が下がっています。隠退前には母教会の能代教会で大変良い牧会をされて、後任に委ねることになったと文面から読み取ることができました。4月から千葉県習志野市の超教派「祈りの家」の牧師として御用されることになったと、手紙に記しておられた。最後まで伝道者、牧師としての生涯を全うされる御覚悟であることを感じました。先生は一言で表現するならば祈りの人であり、世界宣教にヴィジョンに燃えておられ、海外宣教も実践され、教会の牧者として模範的な先生だと思います。
私もそういう終わり方をしたいと願っています。