2014/12/7 週報メッセージ

   クリスマスの歴史
                                                                                                         朝位 真士
  アドヴェントの第2週に入りました。今日は「クリスマスの歴史」について、少し学んでいきたいと思います。ドン・ボスコ社の記事より引用します。
 
  初代教会は、イエスの正確な誕生日を知りませんでした。また、今のように毎年クリスマスをお祝いするよ
 うな行事もありませんでした。「羊飼いが夜通し、羊の群れの番をしているとき」(ルカ2・8)イエスは生まれた
 と、聖書は記しています。もしこれが冬ならば、寒くて羊飼いも羊も凍え死んでしまいます。では、どうして
 12月25日に祝うようになったのでしょうか。その昔、聖アウグスチヌスは、ローマ教皇によって、ヨーロッパ
 北部へ派遣されました。ヨーロッパ北部では、12月25日は「太陽」を祭る日でした。この日になると、日が
 長くなり、太陽が勢力を盛り返すかのように人々の目に映っていたのです。キリスト教を広めるときは、その他
 の人々に伝えてから、太陽の復活を祝うかのようにイエス・キリストの誕生を祝うようにしました。
 
 私はこの記事を通して、一つのことが頭に浮かびました。確かに、イエス・キリストの誕生にはいろいろな説があると思いますが、この事実は変わらないということです。イエス・キリストは今から約2千年前、ユダヤのベツレヘムで、聖霊によってみごもった乙女マリヤから誕生しました。そして私達の罪の身代わりとして十字架にかかって死に、3日目に復活されて、目には見えませんが今も聖霊というお姿で、信じるすべての人々の心の中に生きています。この事実を、クリスマスの時期にもう一度確信しています。このクリスマス・シーズンに、私達の心の中にイエス・キリスト様をお迎えして、「インマヌエルの主」を心から感謝しようではありませんか。