2014/7/20 週報メッセージ

   最近考えている事
                                                                                                       朝位 真士
  先週よりの続きですが、「教会」とは何かというテーマに対して参考になる、『教会論入門』(桑田秀延著)を見ていきたいと思います。今回は「教会は、常識によってでなく聖霊により、信仰によって理解される」の中から学びたいと思います。
 
  教会のことを聖書は「キリストのからだ」とよんでいますが、端的にいうとこれはイエス・キリストが今日
 も生きて歴史の中で働いてい給うとの信仰であります。今日生きて働いているキリストの霊が聖霊の信仰で
 あり、キリスト者と結びついて今日現在の歴史の中で生きて働いているキリストのからだが教会の信仰である
 といえましょう。現在のキリストの信仰のうちには、聖霊の信仰とともにキリストのからだなる教会の信仰が含
 まれており結びついているのです。こうしたキリストは常識や人間の知性の対象ではなく、信仰の事柄です。
 教会の深い理解は、キリストの理解と同様、聖霊の啓示により信仰によってとらえられるものと認めざるを得
 ません。教会の深い理解はキリスト信仰の基礎の上に成立します。教会の深い意味は、常識や人間の知性
 の領域には隠されており、聖霊の啓示によりキリスト信仰と結びついて理解され把握されるものと私は信じま
 す。
 
  「教会の基礎がイエス・キリストである」ことを示すテキストとしては、マタイ16・16~18、第1コリント3・10~11、使徒20・28があります。「キリストのからだなる教会」についてのテキストは、エフェソ1・22、4・11~16、第1コリント12・12~27、ローマ12・4~5、コロサイ1・24、「福音の宣教について」は、マタイ28・18~
20、第2テモテ4・1~2、コロサイ1・25~29、ローマ10・14~15、第1コリント1・18~25、第2コリント5・
19等です。次回も「教会」について学びましょう。