2012/4/29 週報メッセージ

   『宣教の情熱』を読んで
                                                               朝位 真士
  故本田弘慈先生の著書『宣教の情熱』を読んで、いろいろと学ばされ
ることが多かった。
 「宣教への聖旨」の中で、三つのことが語られている。①神の大いな
る愛、②キリストの贖罪の愛、③聖霊の愛の働き。
  伝道の主役は神ご自身であり、キリストの福音であり、聖霊の御
 働きによります。旧約の預言者ゼカリヤも書いています。「これは、
 ゼルバベルへの主のことばだ。『権勢によらず、能力によらず、わた
 しの霊によって』と万能の主は仰せられる。」(ゼカリヤ4・6)伝道
 のみわざは、神が人を用い、教会を用いて進められる主の御働きで
 すが、一番に魂を愛しておられるのは神ご自身であり、一番に魂のた
 めに苦しまれたのは主キリストです。そして今も変わらず、救われる
 魂を求め、「言いようもない深いうめき」(ローマ8・26)をもって
 働いておられるのは、御霊であることを知り、感謝すべきでしょう。
 私の父は、九州の本田弘慈クルセードで決心をしてクリスチャンにな
り、九州の田舎の老人施設で死去したが、公立の施設で初めてキリスト
教式の葬儀をしていただいた。また本田先生は東京でも個人的にご指導
くださり、献堂式のために記念として立派な御言の書を書いてくださっ
た。「彼は死んだが、今もなお信仰によって語っている。」(ヘブライ
11・4b)