2010/6/27 週報メッセージ

   T姉の召天に際して
                                                                                                         朝位 真士
  6月15日午後1時56分、T姉の召天の報を聞いた。T姉は1911年(明治44年)2月17日、千葉県で誕生された。99歳4ヶ月余の地上の生涯であった。女学校卒業後、郵便局勤務の時、1936年(昭和11年)銚子聖教会の松本牧師によって受洗。1967年(昭和42年)桜ヶ丘教会に転入会されている。72年前に結婚され、4人の男子に恵まれた。御主人を1994年12月に天に送り、2005年7月にはご長男を天に送り、悲しみの中にあった。生前、御主人と東京郊外の住まいより約1時間半かけて、桜ヶ丘教会の礼拝に毎週のように出席しておられた。無口な方であったが、いつもお会いするときはニコニコされる温厚な方で、いつでも御主人に黙々と従っておられたようであった。4人の男子を育てられたのは並大抵ではなかったと思うが、キリスト教信仰を忠実に守って従っていかれたのではないだろうか。
 御遺族の意向で、6月18日(金)自宅で前夜式、6月19日(土)告別式、出棺、火葬と、親しい方々と共に自宅から天国に旅立った。私は不思議な導きで御主人の葬儀も、御長男の葬儀もさせていただいた。司式者としてなんと御遺族に言葉をかけてよいか迷ったが、聖書の言葉をもって語ることができた。「何事にも時があり、天の下の出来事にはすべて定められた時がある。……神はすべてを時宜にかなうように造り、また、永遠を思う心を人に与えられる。それでもなお、神のなさる業を始めから終わりまで見極めることは許されていない。」(コヘレト3章)
 御遺族の上に神の慰めと祝福をお祈りいたします。