2009/11/29 週報メッセージ

   日本基督教団日本伝道150年
                                                              朝位 真士
 過ぐる11月23日(月)午前10時から青山学院講堂で「日本基督教団日本伝道150年」集会に出席した。
 今回のテーマは「キリストこそ我が救い」で、午前礼拝があり、セムナン教会のイェボン讃美隊の奉唱があった。大変素晴らしい賛美であった。説教は「宣教という愚かな手段」と題して、前日本基督教団総会議長、小島誠志先生がⅠコリント1・18~25を通して日本伝道150年の伝道メッセージを力強く語った。
 午後より講演Ⅰで、橋本徹兄(日キ教団聖ヶ丘教会員、国際基督教大学理事長、元富士銀行頭取)の証を交えての講演があった。彼は母の祈りによって救われ、大学卒業後は信仰から離れたが、アメリカで大きな仕事の悩みを抱えていたとき、ニューヨークの教会に導かれて信仰を復興され、日本に帰国して忠実な教会生活を続けている。「伝道における信徒の役割」という講演を自分の生涯の悔い改めも含めて赤裸々に語り、群衆一同深い感動を与えられた。
 講演Ⅱは、神学者加藤常昭先生が「こころを高く上げよう」という題で、哀歌3・40~42、ローマ15・14~21から、50年近く牧会する牧師、また神学者としての観点で語った。日本伝道150年、特にここ数十年の伝道状況を実際的な経験を通して説明された。「伝道とは出ていくことだ。そしてたゆまず伝道していくといつか必ず実を結ぶ。怠けず、心を高く上げて、神を信じて、牧師も信徒も協力して伝道していくとき、日本の伝道にも明るい未来がある」と、80歳の老練な牧者・神学者は力強く語った。東洋英和女学院ハンドベル部の演奏、青山学院大学聖歌隊の賛美も力強く、慰めに満ちた一時であった。
 さあ、私たちの「キリストこそ我が救い」を信じていこう。