2026/2/22 週報メッセージ

感謝しかない?

川﨑信二

冬季五輪ミラノコルティナオリンピックが熱戦のうちに終わりました。メダルラッシュでしたね。

試合後のインタビューで心境を表す言葉でよく「感謝しかないです」という言葉を耳にしました。最近「~しかない」という表現が使われるようになりましたが、以前はどんな言葉を用いていたのでしょう。

髙木美帆選手が「感謝の気持ちでいっぱいです」と言われた時に「ああそうだ。これこれ」と思い出しました。

「しかない」よりも「いっぱい」の方が満たされた感が個人的にはあるような気がします。

 「感謝しかない」という表現は、野球界で大谷翔平選手が日本ハム・ファイターズ時代の2015年頃からインタビューなどで頻繁に使用し、その後メディアを通じて世間に定着したと言われています。「〜しかない」というネガティブな表現を最高級の肯定に変える特別な言葉としてSNSなどで広まったようです。

元々は「~しか〜ない」という否定的な表現だが、「感謝」を強調する(他の選択肢がないほどに感謝している)ことで、特定のものを殊更に賞賛する文化が日本人のベースにあるのかもしれません。

キリスト教文化においても似ている部分があります。十戒の第一戒に「あなたには、わたしをおいてほかに神があってはならない」(出エジプト20:2)とあります。私たちには本当に「神しかない」のです。

私の罪の身代わりに十字架刑で肉を裂き、血を流してくださったイエス・キリストのほかに救い主はいません。その意味でイエス様には感謝しかありません。

けれども、世代的なものなのか、私にはイエス様の愛に対して「感謝でいっぱいです」と応えるのがしっくりきます。各々が最高に満たされている表現で、イエス様の聖名を心から賛美したいものです。

 因みに「感謝でいっぱいいっぱい」と言うと逆の意味(不要です)になります。それでもくり返し、最高の、主への賛美の言葉を用い続けたいものです。