日本伝道の幻を語る
川﨑 理子
「全世界に出て行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えよ。」マルコによる福音書16章15節
7月29日㈫〜30日㈬ 日本伝道の幻を語る会が、新宿西教会を会場にして行われました。「幻を語る会」は「日本キリスト伝道会」の「宣教」を担う働きとして上記の御言葉を中心に進められてきました。
「日本キリスト伝道会」は1963年「1千万救霊」の幻が与えられて創設されました。今年2025年で62周年を迎えます。「幻を語る会」は今年で第56回です。
主講師は大嶋重徳先生(鳩ヶ谷福音自由教会牧師)で、講演「若者と高齢者、ともに居場所となる教会」と、宣教大会「私の民がたくさんいるから」と、2回の御用をして下さいました。先生は幼少期から教会へ通い、教会学校で育ちました。学年が上がるたびに、一人、また一人と仲間がいなくなる〜こぼれていく~と、先生は表現されていました。
その体験から「礼拝式」を見直したこと、御言葉の分かち合いを通して「演じなくてもよい教会の交わり」を立ち上げたことを話されました。弱さを出せる場所、若者と高齢者が神様に役に立てることが「居場所になる教会」である、と。
宣教大会では「恐れないで」「語り続ける」(使徒18:9)恐れに陥りやすい私達をよく知っておられる神様が、「あなたを襲って危害を加える者はいない。この町には、わたしの民がたくさんいるのだから」(使徒18:10)。
なぜ、私達が主に出会ったのですか? それは「わたしの民」と呼んでくださる神の招きに応えたからでしょう、と大嶋先生は私達に問いかけておられました。
「そこで、パウロは1年6か月の間腰を据えて彼らの間で神のことばを教え続けた」(使徒18:11)
「腰を据える」とは「本気を出す」こと。主に贖われて、罪赦された者として「本気」で神の愛を語りたい。「私にしかできない」ことをさせて頂きたい、と願わされたことです。
二日目は「ビジョンを語ろう!」「文書伝道は心にしみる」(守部喜雅氏)、「賛美は心を開く」(須郷祐介氏)、「映像は遠隔地にも礼拝を届ける」(川村秀夫氏)の話を興味深く伺い、その後の小グループでの話し合いでは、皆のお顔が輝いていました。
感謝感謝の二日間でした。