2022年度を迎えて
朝位 真士
2021年度も様々な出来事が起こりました。コロナウイルス感染症が終息しない1年であり、ロシアとウクライナの戦争が今も続いています。大国が小国をいじめている中、先日プーチン大統領のクリミア戦争8周年の記念メッセージがありました。その中で彼は聖書の言葉を引用して、私は残念に思いました。
荒野の誘惑の記事(マタイ4・1~11、マルコ1・12~13、ルカ4・1~13)で、サタンも聖書を引用してイエス様を誘惑しようとしました。もちろんイエス様は御言葉を正しく適用してサタンの誘惑に勝利されました。ここで考えなくてはならないのは、御言葉の真意を理解して、信仰生活に活用しなくてはならないということです。私は御言葉を語る者として、本当にこの時にふさわしい言葉であろうかと、祈りつつ考えなければならないと思っています。
新年度となり、わが教会は九九周年を迎えますが、財的にも人数的にも大変厳しい状況にあります。世は変わり、人は変わりますが、イエス・キリストは昨日も今日も変わりません。昨年より一歩でも二歩でも信仰の成長をさせていただきたいと思います。今年度与えられた聖句は、「わたしたちの主イエス・キリストの父である神が、ほめたたえられますように。神は豊かな憐れみにより、わたしたちを新たに生まれさせ、死者の中からのイエス・キリストの復活によって、生き生きとした希望を与え」(Ⅰペトロ1・3)です。