『日々のキリスト』霊想書を読んで
朝位 真士
本田弘慈先生は大変バイタリティーある福音宣教者でした。私は若い頃、本田クルセードで全国を巡回しておられた先生と出会いました。私の父は、北九州のクルセードで信仰の決心をして、山中日出刃先生より洗礼を受けました。また先生は桜ヶ丘教会の献堂式のために色紙を送ってくださいました。「霊に燃え、主に仕えよ。」(ローマ12:1)私は本田先生の力強くわかりやすい福音メッセージをいつも心に留めつつも、なかなか単純明快に福音を説き明かすことができずに申し訳なく思います。
先生の著書『日々のキリスト』の1月11日付に「そのように、信仰は聞くことから始まり、聞くことは、キリストについてのみことばによるのです」と、ローマ10:17が引用されています。また、次のように述べられています。「信仰生活というと、一般の人々は感情的なものだと考えています。また、教会に出席することは教会の雰囲気を楽しむことだと考えています。しかし、信仰生活とは感情ではなく、実は聖書――神のことばである――を信じることです。また、教会に出席する目的は、『みことばを聞く』ところにあります。ですから、私たちの信仰生活は聖書を中心として生活することをいうのです。私たちは毎日からだを養うために食物をとりますが、私たちの精神生活、霊的生活にも霊の食物が必要です。聖書はそれを与えてくれるものです。聖書はまた私たちにとって人生の最良の案内書であり、正確な地図です。私たちはどこに行くのか、何が危険であるのか、どうすれば一番無駄のない人生を送ることができるのか、平和で安全な道は何か等を教えてくれるのです。」
信じる者は救われる。義とされる。神の子とされる。永遠のいのちが与えられる。審判をのがれる。心がきよめられる。キリストの内住を得る。主のみわざを行う。主が働きたもう。世に勝つことができる。十の恵みがクリスチャンに与えられている幸いを神に感謝しましょう。