高齢者の生き方
朝位 真士
高齢者にとっての教会、教会の高齢者への対応について考えます。
高齢者にとっての教会
- 幸いな教会生活
高齢者にとって、教会の存在は何重もの意味で幸いであると言うことができます。教会に集い、その交わりの中に身を置くことは、肉体的にも精神的にも霊的にも良い結果につながるからです。歌う、聴く、人と交わり「祈り合う」ということをすることによって、心身に刺激が与えられ、霊性に祝福がもたらされるからです。教会出席は、すばらしい老化対策であると言えます。たとえ健康の理由で出席が許されないとしても、教会の祈りに覚えられていることは、それはそれで、いかに大きな祝福でありましょうか。
- 高齢者は教会の宝
人生の先輩、信仰の先輩としての高齢者たちが礼拝に喜んで出席している姿は模範であり、励ましであり、慰めであるからです
教会の対応
- 教会が高齢者への敬愛の精神を高める必要
教会において、高齢者が尊ばれ大切にされることは神のみこころであり、聖書の教えにかなったことです。「あなたは白髪の老人の前では起立し、老人を敬い、あなたの神を恐れなければならない。わたしは主である」(レビ19・32)ということばが表している精神は、普段から教会の中で教えられ、養われ、実践される必要があります。これらのことについて、どのようなことが考えられるでしょうか。①教会が高齢者への敬愛の精神を高める必要。②教会が高齢者の奉仕できる場を提供する必要。③教会が高齢者に配慮し、高齢者が不自由しない設備を整える必要。何よりもあたたかい言葉をかけ、失礼のないようにしたいものです。(『クリスチャン生活百科』より)