東日本大震災八年目を迎えて
朝位 真士
二〇一一年三月一一日、午後二時四六分、東日本大震災が起こった。
「死者、行方不明者、関連死を含め、二万二一三一人が犠牲になった東
日本大震災から三月一一日で八年になる。今も約三一〇〇人がプレハブ
仮設住宅で過ごし、約五万二千人が避難生活を続ける。」(朝日新聞)
私は三月一一日午後、新聞記事とテレビのニュースに釘付けされた。
これは他人事ではない。国や行政には、被災された方々の一日も早い復
興を導いてもらいたいと願う。日本は災害大国である。地震のみならず
津波や台風等によって、いつこのような災害が起こってくるかだれにも
予測不能である。たしかに科学技術が進歩して以前より予測がつくよう
になったが、未だ一〇〇%の確率ではない。人間の能力の限界を感じて
いる。
聖書に「イスラエルよ、お前は自分の神と出会う備えをせよ」(アモ
ス四・一二)とある。私は、世界的に起こる地震、台風、洪水、爆発や
人間同士の不信感、社会的な事件の記事を目の当たりにする時、まさに
世の終末が近くなったのを感じる。私共は、ますます福音宣教のために
力を注がねばならない。もちろん私一人では限界がある。教会員の方々
と力を合わせて、まず身近な家族、友人、知人に福音を宣べ伝える使命
を強く感じる今日この頃である。