2017/9/17 週報メッセージ

   敬老の日に思う                                                                 
                                                                                                             朝位 真士
  「恐れることはない、わたしはあなたと共にいる神。たじろぐな、わたしはあなたの神。勢いを与えてあなたを助け、わたしの救いの右の手であなたを支える。」(イザヤ41・10)
 今日は敬老感謝礼拝です。七五歳以上の高齢者に対して感謝をささげる日の礼拝です。野田秀先生(フリーメソジスト教会牧師)は、『高齢者の生き方Ⅲ』で次のように語っています。
  幸いな教会生活――高齢者にとって、教会の存在は、何重もの意味で幸いであると言うことができます。教会につどい、その交わりの中に身を置くことは、肉体的にも、精神的にも、霊的にも良い結果につながるからです。
  高齢者は教会の宝――人生の先輩、信仰の先輩として礼拝に喜んで出席している姿は、模範であり、励ましであり、慰めであります。
  教会が高齢者への敬愛の精神を高める必要――「白髪の人の前では起立し、長老を尊び、あなたの神を畏れなさい。わたしは主である。」(レビ19・32)ということばが表している精神は、ふだんから教会の中で教えられ、養われ、実践される必要があります。                                                            教会が高齢者が奉仕できる場を提供する必要――その人その人に応じた奉仕が考えられてよいし、高齢者のあかしや祈りが持つ重みに捨てがたいものがあります。
  最後に高齢者に配慮し高齢者が不自由しない設備を整える必要があります。――週報をはじめ各種の印刷物の字を大きくしたり、報告や案内が不徹底にならないようにする。夏冬の冷暖房なども、高齢者の健康を考えて調節することが必要です。
 日本キリスト教団の年齢構成は、七〇歳以上四〇%、六〇歳以上二三%、五〇歳以上一四%、四〇歳以上一二%、三〇歳以上六%、三〇歳未満五%となっています。これから益々高齢化が進む世の中で、高齢者の対応について教会は考えていかなければなりません。