奥羽・東北問安を終えて
朝位 真士
朝位 真士
私はホ群の問安使として、九月二三日から二八日まで、奥羽・東北六県の六つの教会を問安いたしました。その目的は、ホ群委員長のメッセージを携えて、その教会・伝道所を把握して、共に祈り、何か群でお助けできることがあれば、祈って具体的に課題を共有し、教団内ホ群としてお互いに信頼関係を保持すること、またホ群のためにお祈りしていただき、具体的な支援をお願いするということです。同じホーリネス信仰を持っている仲間として、同労者として助け合っていくということです。特に今回は、ホーリネス教会創設百周年を迎えて、「時来たりて実を結ぶ」(ガラテヤ六章九節)という主題と、「たゆまず善を行いましょう。飽きずに励んでいれば、時が来て、実を刈り取ることになります。」という聖句が与えられました。以下、村上委員長挨拶文より引用します。
ホーリネス教会は一九一七年(大正六年)十月三一日に、中田重治を中心にホーリネス教会が設立されてか ら一〇〇周年を迎え、弾圧から七五周年を迎えて、現在、群に関わりのある教会は、名簿上八九教会です。只、 意識的に属する教会は六〇教会です。意思疎通を図るため、具体的に、年齢や、信徒・教職合同研修会(セミ ナー)、聖会等を通じて絆を深めています。一方、教団認可神学校「東京聖書学校」を運営してきました。私 たちの群は、拘束力を持つ「教会」ではなく、「運動体」であり、自主団体です。現実のこととして、各教会、 各教師に人事配置の難しさがあります。もう一つの課題は、教勢の課題です。教会員の高年齢化による教会の 体力減退です。このままでは、教会に教職を迎えられなくなるということです。それと同時に伝道力の低下で す。この回復がなければ、発展どころか存続の危機に直面することになります。是非各教会の進展のためお祈 りください。最後に貴教会の皆様の祝福を祈りつつ。