2016/5/8 週報メッセージ

   母の日に思う
                                                                                                           朝位 真士
  今日は「母の日」です。母への感謝を表す日です。2年前の週報にも記載しましたが、母の日の起源について記します。
 アメリカ・ヴァージニア州のウェブスターにあるメソジスト教会に、アンナ・M・ジャーヴィスという教会学校の教師として26年間奉仕した夫人がいました。ジャーヴィス夫人が亡くなり、教会での追悼会の時、娘のアンナは以前お母さんから聞いた「あなたの父と母とを敬え」の箇所を思い出し、多くのカーネーションの花をささげ、お母さんを偲びました。このことが列席者一同に大きな感動を与え、やがて有名な百貨店王と言われ後に大臣になっても教会学校の校長を続けたジョン・ワナメーカーの賛同を得、同氏の店頭で5月第2日曜日に盛大な記念会が催されました。これが母の日の始まりで、1908年(明治41年)のことでした。1914年にアメリカ議会は、5月第2日曜日を母の日と定め、国旗を掲げてお母さんに敬意を表すことになり、やがて母の日は全世界に広まったのです。
 個人的で恐縮ですが、私の母は1965年6月25日午前0時45分頃、50歳の若さで召天しました。母は大変世話好きで、私共には優しく、従業員の方々にも親切であって、皆から慕われていました。当時私は九州の博多で就職をしていまして、日曜日は教会に出席していました。汽車で100キロ位ある小倉から博多の私の寮へ来て、留守の時は置手紙と弁当を置いて帰りました。私がもう少し熱心に信仰をすすめていたら、きっと信者になったと思います。父は晩年本田弘慈先生によって導かれ、キリスト教徒となり、キリスト教式で葬儀をいたしました。
 私の母教会は北九州復興教会です。1961年12月24日に受洗いたしました。若い時に救われるということの恵みを現在も味わっています。母なる教会の方々の祈りは、今も私の上にあります。