2016/10/2 週報メッセージ

   朝祷会の恵み
                                                                                                          朝位 真士
  私はクリスチャンになって五五年になりますが、当初から大切にしてきたのが「祈り」、特に「朝祷会」です。
サラリーマン時代の九年間、九州地区での朝祷会(教会、喫茶店、YMCA会館等の場所)で祈ってきました。東京に参りまして、早稲田、青山、代々木、九段、武蔵野等の朝祷会に出席しています。
 先日(九月二八日)、青山朝祷会に出席した際に、基督兄弟団の工藤公敏先生の御著書『神の懐へ』からの証しとメッセージに感動しました。先生は父親の自殺に遭遇し、一九歳の時クリスチャンとなられました。二二歳で献身され、卒業後は鹿児島や北海道の網走で開拓し、その後東京で教会を二つ開拓されました。その間、神学校校長や教団の理事長を経験されました。数年前大病をされましたが復帰して、足立区で開拓伝道をしておられます。御年七九歳です。『神の懐へ』の「思い煩わずに祈ろう」(一二〇~一二一頁)に、祈りに関する三つの聖句が紹介されています。「もし、あなたがたのうち二人が、どんな事でも地上で心を一つにして祈るなら、天におられる私の父は、それをかなえてくださいます。」(マタイ一八章一九節)、「何も思い煩わないで……あなたの願い事を神に知っていただきなさい。」(ピリピ四章六~七節)、「常時喜悦、不断祈祷、万事感謝」(Ⅰテサロニケ五章一六~一八節)は聖めをいただいたクリスチャンの心の三面鏡であり、毎日この鏡に心を写すのです。
 『祈りによる力』(E・M・バウンズ著)には「地上において、神のために最も大いなることを成し遂げた人々は、古来、朝早くから祈った人々である」と記してあります。ジョン・ウェスレーは毎朝四時半に起床して祈ったと言われています。私も聖徒達の跡に従って、祈り続けていきたいものです。