2015/7/19 週報メッセージ

   杉本茂先生の葬儀に出席して                                                                 
                                                                                                          朝位 真士
 
  去る7月10日、11日と杉本先生の葬儀に出席した。先生は7月8日病気のため逝去された。82歳であった。私共の教会に数年前より御夫人と出席され、年に1回、ペンテコステの頃にメッセージをしていただいた。
 先生は卒業後、大井町伝道所、西荻教会、敬和学園等で御奉仕をされた。西荻教会は、伝道師時代を含めて約40年間、77歳まで御奉仕をされた。その後、御長男家族と同居され、月1回御自宅で家庭集会を開かれた。毎回十数人の方々が集まり、聖書を中心とした交わりの時を召される1ヶ月前まで継続された。
 私は先生に大変お世話になった。大先輩として牧会の悩みについて快く相談に乗ってくださり、お祈りをしてくださった。先生の「牧者は、自信を持って、聖書の御言葉をもって、信徒達を信仰に導きなさい」という言葉が印象的であった。見かけは大変おとなしい方だが、親分のような腹の据わった牧師であった。段々熱が入ってくると、小さな声が確信に満ちた大きな声になってこられた。
 私が先生に最後にお会いしたのは、6月24日午後であった。すでに何人かの方々がお会いされていたが、彼女たちが帰った後に、私と1時間半位話してくださった。御自分の入信、献身、御結婚、牧会等について、淡々と確信を持って静かに語ってくださった。その後2週間余で天国へ召されたのであった。
 葬儀には、前夜式も告別式も生前の関係者が多く集まった。先生の愛唱聖句、詩16編「測りなわは、わたしのために好ましいところに落ちた。まことにわたしは良い嗣業を得た」ほか23編、ピリピ3章12~14節、16、20節等が朗読された。先生の御遺族の上に、御教会の上に、神の慰めと祝福を祈る。アーメン。