2014/3/16 週報メッセージ

   「東日本大震災3・11復興支援超教派一致祈祷会」に出席して
                                                                                                            朝位 真士
  3月11日午後7時、淀橋教会において超教派一致祈祷会に出席した。2011年3月11日に東日本大震災が起ってから毎月11日に超教派一致祈祷会が開かれ、今回で36回目となった。今回は二人の特別ゲストがあった。まずは、特定非営利活動法人B・F・P・JAPAN局長、高田篤美姉。「イスラエルとの懸け橋になって医療チームの被災地での働きや、被災地へのサポートを、広く被災当初より現在に至るまで続けられている」責任者である。映像を通じた生々しい東北被災地の現状の特別レポートと奨励があった。3年間イスラエルの医療チームを南三陸に派遣された様子を如実に見ることができた。心が折れそうになった時、「武力によらず、ただわが霊によって、と万軍の主は言われる」(ゼカリヤ4章6節)との御言葉に励まされた。
 次に、特別賛美の歌手、バンドゥーラ奏者、オクサーナ・ステパニュックさん。美しい賛美と証しに心が洗われた。姉はウクライナ出身で、バンドゥーラ(ウクライナ民族楽器)奏者で、10歳の時チェルノブイリ原発汚染に被曝された。他国の人々の援助協力を得て元気になり、日本で賛美を通して10年間キリストを証しされている。
 この集会を通して、東日本大震災による死者1万5884人、行方不明者2633人、震災関連死1660人、避難者数26万7419人、仮設住宅10万4050戸(朝位新聞記載)の事を忘れてはならないと思った。またこの出来事を風化させてはならない。折しも3月5日よりレント(受難節)に入った。4月20日のイースター(復活節)に向けて、主イエスの御受難の苦しみを覚えつつ、東日本大震災の物心両面の復興を心より願うものである。