2013/5/5 週報メッセージ

   ハレルヤおじさん神のもとへ
                                                                                                           朝位 真士
  早稲田朝祷会のS兄は、私の祈りの友であった。彼は月曜日から土曜日まで毎日、超教派の早天祈祷会に出席していた。私共の教会にも、旧会堂の時から特別集会に出席されていた。彼の特長は、朝祷会・集会で立ち上がって「ハレルヤ」と大きな声で神様に感謝をしていたことである。また聖書をよく読んでいた。「この聖句はどこですか」と尋ねるとすぐその場所を教えてくれた。いつもとりなしの祈りをしてくれた。私共の教会の新会堂建設のためにも一生懸命祈ってくれた。周辺の反対にあって工事を1年間延期した時も、自分の教会のように思って力を注いで祈ってくれた。
 その彼が昨年4月27日(金)午前6時47分に召天。74歳であった。その日は早稲田の朝祷会であった。いつも朝早く来られる彼が、その日は来なかった。心臓発作で病院に運ばれて治療を受けていたのである。彼は集会でいつもカセット・テープに録音をしており、話し始めと終わりに何時何分と録音をしていたが、意識がなくなるまでその時の体の様子を録音していた。先週4月27日(土)の池袋朝祷会で彼の追悼記念会に参加して、最後のテープを聞いた。私は牧師として今まで多くの人々の最後に立ち会ったが、召天される直前の声をテープではあったが聞いて、何か不思議な感じがした。
 彼が祈りと同時に、いつでもどこでもトラクトを持って人々に伝道をしていた姿を今でも忘れることができない。まだ彼が召天したという感じがしない。「今から後、主に結ばれて死ぬ人は幸いである。」(ヨハネ黙示録14・13)ご遺族の上に神の祝福を祈りたい。