2013/3/10 週報メッセージ

   祈りの秘訣
                                                                                                        朝位 真士
  「わたしを呼べ。わたしはあなたに答え、あなたの知らない隠された大いなることを告げ知らせる。」(エレミヤ33章3節)
 チャールズ・スボルジョンの『祈り』という小冊子の中に、「祈りの秘訣」が記載されていました。
 
  ハンマーを熱心に使うことによってのみ、石は砕かれるので、石工はいつもひざまずいて働きます。勤勉と
 いうハンマーをにぎり、ひざまずいて祈りなさい。祈りと信仰を働かせるとき、決して砕かれない石のような
 教義はひとつとして聖書の中にないと理解することは、あなたにとって有益です。「十分に祈ったとは、十分
 に学んだことだ」とルターは言いました。
  あなたが何をするにせよ、祈りの梃子の力で、道を開くことのできる鋼鉄の楔なら、祈りは、聖なる奥義の
 鉄櫃をこじ開ける梃子です。
  すべての信仰者はキリストを理解しますが、みなが釘の跡に指を差し入れるわけではありません。すべて
 の信仰者が、イエスの御胸に寄りかかったり、あるいは第三の天に引き上げられたりする特権をもつわけで
 はありません。ほとんどのクリスチャンは、経験という川にくるぶしまでしか入っていません。幾人かのクリス
 チャンは、ひざまで流れに入って歩きました。少数のクリスチャンは肩まで水に入ります。ところが、ごく少数
 のクリスチャンは、川底に足が届かないほどの深さがあって、そこで泳げることを知るのです。
 
 少し長い引用をいたしましたが、このレント(受難節)の時期に、主イエス・キリストのご受難と、私共の悔い改めと主への信仰の確信をもつため、私達は祈りの秘訣を学びつつ、本当に信仰の霊的成長の原動力である祈りに日々を過ごしましょう。3月31日(日)のイースターには、喜びと感謝の思いを抱いて、主の教会の礼拝に共に集いましょう。