2013年をふり返って
朝位 真士
「すべての人との平和を、また聖なる生活を追い求めなさい。聖なる生活を抜きにして、だれも主を見ることはできません。」(ヘブライ12・14)という聖句が与えられた。信仰生活において霊的力が発揮されず疲れてしまう場合、人間関係がうまくいっていないことがある。だからすべての人と平和に過ごすことが大切で、それを追い求めるようにと勧められている。聖書における平和は2つの意味をもっている。第一は人間が持つことのできる最大の幸福、最高の善である。第二に、平和は人と人との正しい関係を意味している。平和とは、憎しみがなく、互いに他者の益のみを図り、愛と赦しと奉仕によって相互に結ばれている状態である。平和は努力と訓練を通して生み出されるものであることを教える。
「また生活を追い求めなさい。聖なる生活を抜きにして、だれも主を見ることはできません。」クリスチャンの規準、行動、理想、報酬、目標はこの世の人とは異なっている。
私がこの2013年をふり返って静かに考えるのは、自然災害が多かったということである。台風があり、夏は暑く、冬は寒く、天候の変化が激しい年であり、日本並びに世界に於いて災害が多くあった。また私の知人、友人が4人も召天され、何人かは今重態の中にある。病気、高齢、仕事、魂の病気などで教会を離れる人も目立った。しかし1人の青年が受洗をし、若い役員が選出され、創立90周年記念誌発行計画(1923年6月1日創立)が役員会で進められている。皆様方のご協力を願う次第である。5月には会堂外装がなされ、外側は少し美しくなった。これから中を充実させていかなくてはならない。
将来の桜ヶ丘教会のために、信者も未信者もご協力いただき、開かれた教会として地域に根付いて行きたい。そして「世の光、地の塩」としての使命を果たして行きたいと祈っている。