2013/10/13 週報メッセージ

   二つの告別式に列席して                                                                 
                                                                                                           朝位 真士
  「何事にも時があり、天の下の出来事にはすべて定められた時がある。」(伝道3章1節)「永遠を思う心を人に与えられる。それでもなお、神のなさる業を始めから終わりまで見極めることは許されていない。」(伝道3章11節)
 私は過ぐる10月3日、教団調布教会牧師であった河村博先生の告別式に列席が許された。約330名以上の会葬者であった。先生は22年間、調布教会の牧師として牧会伝道に励んで来られ、特に会堂建設のため19年間労苦されました。その間40名以上の方々を天に送り、ご自分は病魔に襲われて、今年の3月末をもって調布教会の牧師を辞して他の教会の代務者となり、最後まで現役牧師として生涯を全うされました。私も個人的・公的にお付き合いがありましたが、温厚な先生でした。先生の口癖は「会堂建設が終わったら教会を辞任します」というものでした。その言葉通り辞任されて、小さな教会の奉仕をされていました。旧会堂は日本家屋で、大変長くそこで奉仕されていました。新会堂は明るく機能的な建築です。先生が主のために全力を注いで御用しておられる姿を近くで拝見させていただき、主の御名を崇めさせていただきました。4人のお子様が与えられて、家族あげて主の奉仕をされていました。69歳の生涯でした。
  もう一人は私の叔父で、10月1日、90歳でこの地上の生涯を終えました。10月4日、仏式の告別式に行ってきました。警視庁の警官を定年退職して、晩年は病気をして療養生活を送っていました。叔父の安らかな死顔を見て、本当に90年の生涯を一生懸命生きた感じがしました。
 二人の知人の告別式を通して、やがて私共も主のもとに迎え入れられるまで、全力を注いで主の業に励みたいと思いました。二人のご遺族のために、神の慰めを心よりお祈りしたいと思います。