2012/9/9 週報メッセージ

   収穫の秋を目ざして
                                                                                                        朝位 真士
  「あなた方は、『刈り入れまでまだ4ヶ月もある』と言っているではないか。わたしは言っておく。目を上げて畑を見るがよい。色づいて刈り入れを待っている。既に、刈り入れる人は報酬を受け、永遠の命に至る実を集めている。こうして、種を蒔く人も刈る人も、共に喜ぶのである。」(ヨハネ4・35~36)
 2012年の秋が来ようとしている。私は最近知り合いの方々の結婚話を聞く。嬉しいニュースである。私の身内も結婚をする予定である。牧師として、親として、お願いしたいことがある。それは、是非パートナーを信仰に導いていただきたいということである。また子が与えられたら、クリスチャンホームとなって欲しいと祈るものである。『信仰のバトンタッチ』という本にこういう文章が記されていた。
 
    クリスチャン・ホームで育つ恵みというのは、単に教会生活になじむとか、聖書のお話をよく教えられ、讃
 美歌をいっぱい歌えるように育てられるとか、家庭礼拝ができるとかいうだけのことではない。どんな困難に
 襲われても、神様を信頼して取り乱さず、落ち込んだりすることもなく、その置かれたところで精いっぱいの
 努力、工夫をし、前向きにたくましく生き、安定した喜びをもち、輝いている姿。物事を適当に表面的に片づ
 けるのではなく、いつでも心をご覧になる神さまに喜んでいただけるようにと、心を大切に忠実に生きる姿。
 だれに対しても神さまの前で平等であることを知って謙遜であることができる姿。……神のしもべとしていか
 に生きるべきかを、ことばとともに、その姿を通して、目と心に焼きつけてもらえることだと思う。私たちに
 とって本当に信頼して生きるべき神さまを、生きた神さまとして紹介できた時、信仰の継承というクリスチャ
 ンの親としての使命は果たされるものではないだろうか。
 
 桜ヶ丘教会に救われる方が与えられるように祈って欲しい。