2012/8/12 週報メッセージ

   伝道しよう主の証人として
                                                                                                          朝位 真士
  私は信仰を持って51年目を迎えました。1961年12月24日クリスマス礼拝において北九州復興教会の故山中日出刃牧師より受洗しました。最近、深井智明先生の『伝道』という本を読んで大変感動しています。少し長いのですが本文を引用させていただきます。
 
  「伝道」という言葉は「道を伝える」と書かれます。「道」という言葉で最初の教会の信仰は呼ばれていま
 す。……「道」とは何でしょうか。それは神の国への道です。神への道です。主イエスは「私は道であり、真
 理であり、命である。わたしを通らなければ、だれも父のもとに行くことができない」(ヨハネ14・6)と
 言われましたが、まさに神と人間の間に架けられたのがこのイエス・キリストという道です。キリスト教が考
 える罪という言葉には、神と人間との壊れてしまった関係というイメージがあります。……この関係の修復・
 和解が救いです。この破壊されてしまった関係の修復のために、神のほうから架けられた道、それがイエス・
 キリストです。私たちはこの道を架けていただいたので、向こう側への行き方を、神へと向かう道を知ること
 ができたのです。伝道とはまさにこの道を示すことです。示すだけではなく、「一緒に行こう」と言うことで
 す。この道が福音です。「福音」という言葉は「良き知らせ」という言葉です。戦争に出かけた最前線にいる
 軍隊からの勝利の知らせを意味する言葉でした。戦いに勝利された主イエスからこちらに向かって架けられ
 た橋です。
 
 この文の中で「伝道」とは何かがよくわかったと思います。「主イエス・キリスト」の道を伝えることが「伝道」なのです。この素晴らしい「福音」を一人でも多くの方々へ伝えさせていただきましょう。