2012/5/6 週報メッセージ

   ペンテコステを前にして
                                                                                                            朝位 真士
  「五旬祭の日が来て、一同が一つになって集まっていると、突然、激しい風が吹いて来るような音が聞こえ、彼らが座っていた家中に響いた。……すると、一同は聖霊に満たされ、霊が語らせるままに、ほかの国々の言葉で話しだした。」(使徒2章1~4節)
 今月27日(日)はペンテコステ礼拝です。2千年前、エルサレムで120人の人々が10日間、熱心に祈っていると聖霊が降り、一人一人が聖霊に満たされて教会が誕生しました。ここで、教会の特質についてもう一度考えてみましょう。①教会のからだである教会。キリストは教会のかしらであり、教会はすべてのものが満たされているところです。(A)一つの生命共同体。(B)一つの愛の共同体。②キリストの花嫁である教会。
 また教会にはいろいろな働きがあります。①世界宣教。「全世界に行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えなさい」(マルコ16章15節)教会はキリストの福音の証人です。「御言葉を宣べ伝えなさい。折りが良くても悪くても励みなさい。とがめ、戒め、励ましなさい。忍耐強く、十分に教えるのです。」(Ⅱテモテ4・2)②信仰教育。教会の教育もまた大きな使命です。神への信仰と聖霊の真理をこの世のあらゆる反神的な思想、生活、習慣から守り、また神の恵みを代々に伝えるためにこの教育はなされます。③社会福祉。この地上に置かれています。教会がキリストの愛のうちにこの世との深いかかわりをもち、与えられた神の祝福を共に分かち合うためです。
 ペンテコステを前にして、もう一度教会の特質を考えてみましょう。