T神学校卒業式に出席して
朝位 真士
過ぐる3月4日、我が母校T神学校の卒業式にフミ子牧師と出席した。出席者は90名余であった。
教団認可神学校として2名の卒業生が与えられた。二人共女性であり、一人は60代の主婦で、一人は30代。司式は神学校教師S牧師、奏楽はF牧師、説教はY牧師であった。聖書はⅡコリ3三・4~11、「栄光に満ち溢れる務め」という題で、力強いメッセージ。84歳を超えておられる現在も神学校教授、現役牧師、牧会者として働いておられ、伝道者としての60年の生きざまが語られた。
祝辞は教団議長I牧師で、ご自分の立場から、教団は伝道する教団でなければならず、牧師も信徒も一丸となって主のために宣教の業を果たさなければならないと語った。先生が神学校卒業時に遣わされた教会は、人数的にも財政的にも今にもつぶれそうであった。しかし先生はそこで主を信じて戦い、次の教会、現在牧会されている教会で三十数年良き牧会をされている。これはみな神様と信者の祈りと助力によるものであるということを、ユーモアを交えて語られた。苦労された人にしか語れない生きたメッセージを伝えてくださった。60代の卒業生はガンという病魔と戦いながらの3年間であり、若い卒業生も親子関係の修復の中で将来を祈りつつ献身した。両親の跡を継いで献身して4年間、学びと訓練に励まされた証しが強く胸を打った。
ちなみに私は1975年3月にT神学校を出て、地方で19年間副牧師として主任に仕え、現在18年目の桜ヶ丘教会で家族あげて牧会と宣教に仕えさせていただいている。桜ヶ丘教会の2011年の宣教活動のために祈りつつ、主の戦いに参戦したく思う。感謝!!