2011/3/11 週報メッセージ

   国家晩餐祈祷会に出席して
                                                              朝位 真士
 「わたしの名をもって呼ばれるわたしの民がひざまずいて祈り、わた
しの顔を求め、悪の道を捨てて立ち帰るなら、わたしは天から耳を傾け
罪を赦し、彼らの大地をいやす。」(歴代誌下7章14節)
 私は、3月9日、某ホテルでの「国家晩餐祈祷会」に招待された。国
会議員をはじめ、カトリック・プロテスタントの教職・信徒数百名が一
堂に会して、昨年3月11日午後2時46分の東日本大震災で起こった
地震・津波・原発事故で被災された地域の方々のために心を合わせて数
時間祈った。特に胸を強く打ったのは、教会員の方々と流浪の旅を1年
続けておられる福島第一バプテスト教会S牧師の体験とメッセージと祈
りであった。
 先生は開拓伝道をして福島の数カ所に会堂を建てられた。数年前には
100年安心の新会堂を建てられたが、今も立入禁止区域の中にあると
いうことだ。今迄の牧会と信仰が根底から覆されたが、神の国の宣教を
強く願っておられる姿に強く感動した。世界を周って献金が与えられ、
また福島に会堂を建てて宣教しようとしておられる。先生は「震災で何
を見たか」というテーマで、御自分の体験と信者の方々の証しを語り、
命がけで主のために働いておられる。殉教者ステファノ(ステパノ)の
姿をかみま見た。主に栄光あれ!!