2011/12/25 週報メッセージ

   クリスマスを迎えるにあたって   
                                                                                                        朝位 真士
  今年も無事クリスマスを迎えることができたのは感謝であるが、3月11日の大震災で被害にあわれた方々のことを思うと心が痛む思いである。
 クリスマスを最初にイエス・キリストの誕生日として12月25日に祝ったのは、AD325年のニケア公会議で定められてからというのが通説で、AD354年の降誕祭の記録が残っている。AD526年にローマ皇帝ユスティアヌスの命を受けてキリスト教の新しい暦を作る時、修道士ディオニウスはその起点をイエス・キリストの誕生の年と定め、ラテン語でAnnno Domini(主の年)とした。以来、歴史を二つに分けて、キリスト誕生以前をBefore Christ(紀元前)と呼ぶようになった。
 クリスマス・メッセージで有名な箇所は、「恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。」(ルカ2・10~11)である。ここに大切なメッセージが含まれている。第一に「恐れるな」、第二に「大きな喜び」、第三に「救い主がお生まれになった」、第四に「主メシア」と語られている。
 私は1961年12月24日のクリスマス礼拝において、故山中日出刃師の司式で受洗した。18歳であった。以来50年間、神様は私が不真実な者であるにもかかわらず、私を持ち運んでくださった。9年間のサラリーマン生活を終えて、1971年神学校(東京聖書学校)を卒業し、九州で19年間奉仕をさせていただき、1994年桜ヶ丘教会に家族4人で赴任させていただいてから18年目を迎えている。「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。」(Ⅰテサ5・16~18)
 2012年が希望の年、回復の年、慰めの年、飛躍の年であるように切に祈るものである。