2010/3/7 週報メッセージ

   キリスト者生活の出発点
                                                          朝位 真士

 福音とは、喜びの知らせであり、救い主キリストの働きをいいます。では何を信じるのでしょうか。
 ①真の神を信じること。その理由は、人間が神によって造られたからです。私たちは母の胎内において神から命の息吹を受けて生まれました。ですから人間はだれでも神との生きた人格的な関係をもたなければ真の平安と意義のある人生を送ることはできません。その生きた交わりとは、神を信じ、神を愛し、神の栄光のために生きる時に体験されるのです。次に何をすべきでしょうか。
 ②神の前に罪を認め悔い改める。その理由は、人間が生まれつき神に背いてしまう罪の性質(原罪)をもって生まれてきているからです。では、罪とは具体的にどのような内容をもっているのでしょうか。不義、悪、むさぼり、悪意、ねたみ、殺意、争い、欺き、悪だくみ、陰口を言う者、そしる者、神を憎む者、人を人と思わぬ者、悪事をたくらむ者、親に逆らう者、わきまえのない者、約束を破る者、情け知らずの者、慈愛のない者など(ローマ1章参照、新改訳)。また、人間の「肉の働き」のリストも記されています。肉の働きとは、人間の心と体が罪の法則に支配されていることから生じる罪です。
 それらは、不品行、汚れ、好色、偶像礼拝、魔術、争い、そねみ、酩酊、遊興、そういった類のものです(ガラ5・19~21)。しかもその罪の働きのゆえに、人間にはすべて死という神のさばきが与えられています。死とは、魂の死(神との交わりを失ってしまう)、肉体の死、第二の死(死後に神のさばきを受け、信じない者は永遠の滅亡と苦しみに落とされる)です。
 次回もこの続きを記します。