宣教150周年大会に出席して 朝位 真士
過ぐる7月8日(水)~9日(木)迄、パシフィコ横浜でプロテスタント宣教150周年記念大会が「キリストにあってひとつ ― 主イエスの証し人として ― 」というテーマのもとに開催され、2日間出席した。8日は約5千人、9日は約3千人の集いであった。
今回の実行委員会の趣意は次のようなものであった。
今から150年前(1859年)、幕末動乱期の日本に宣教師によるプ
ロテスタント伝道が始まりました。キリシタン禁制の高札が撤去される
(1873年)前のことでした。近代日本の夜明けに、彼らは日本人の魂
を愛し、迫害をも恐れず、福音を携えて来たのです。以来、キリストの福
音が広められ、教会、キリスト教主義学校、病院等が設立され、その結
果、教育、人権、社会福祉、女性の地位改善、倫理の高揚など多くの感化
がもたらされました。この背後にフランシスコ・ザビエルが来日(154
9年)し、カトリック教会による宣教活動や沖縄(琉球)でのベッテルハ
イムによる働きがありました。日本における宣教は困難を極め、それにと
もない多くの犠牲もあり、近年は物質的繁栄と共に、精神面の無関心が伝
道を阻んでいます。さらに、教派教団間には一致が乏しく、宣教の業が大
きく前進していないことを私たちは悔い改めねばなりません。
150周年を期し、これらのことを踏まえて、これからの宣教のために
一致協力して共に祈り、理解し合い、交わりを深めたいと願います。そし
て、私たちは平和をもたらす「世の光」なるキリストを掲げて、次世代の
人々と共に宣教の使命を果たしていきたいと思います。
また2つの目的が掲げられた。
①08年~09年、プロテスタント宣教150周年行事を行う。
②09年7月8日~9日に大会を開催し、日本プロテスタント宣教史の一
里塚とする。